小児科 育児相談 乳幼児検診 山形 山辺こどもクリニック お知らせ

カゼ情報 18の17

  いつ雪が降ってもよいような季節です。事故予防に早めのタイヤ交換が必要です。今週アサヒコム,フジテレビ,NHKで急性弛緩性まひが9月より数多く報告されているということが報道されています。その原因は特定されていませんがエンテロウイルスD群68(EV-D68)が流行しているときに報告数が増加することが知られています。山形市近郊では2005年,2010年,2015年に大きな流行が起きていることは知られています。なぜ今年なのか?西日本では2013年に流行が起きていることがわかっており今年がその5年後にあたるので今年は小流行する可能性があることを山形衛生研究所では懸念していました。今年の9月から10月末までに約20例確認されていますが現在は検出されていません。   このEV-D68の症状は年齢やアレルギー性鼻炎の有無により異なります。このウイルスの感受性者(抵抗力のない人)は2015年の秋までに保育所や幼稚園に入っていないために罹患しなかったお子さんということになります。そのことを考え合わせると0~6歳のお子さんが罹患しやすいことになります。EDV-D68の流行は通常8〜10月初旬まででその後はライノウイルス感染が多くなります。このウイルスの症状は発熱があっても高熱にはならず2日程度です。小さいお子さんでは咳や鼻汁が少ない所謂夏風邪に類似した症状とウイルス性発疹症が起こしやすい。アレルギー性鼻炎を持っているお子さんがかかると強い喘鳴発作を起こし入院しなくてはならないことがあります。しかも今まで喘息と診断されていないお子さんの初回喘鳴発作を起こしやすいのが特徴です。しかし喘鳴発作を起こしてものちに喘息に発展することはないためEpisodic viral wheezingを引き起こすウイルスだと我々は考えています。山形での急性弛緩性まひの例は2010年5歳の男児が右上肢のマヒを起こし現在も改善していません。
  以上山形市近郊におけるEV-D68流行の歴史について書いてみました。

病原体検出情報10月上旬〜10月下旬

ライノウイルス山辺4 大江1 朝日2 河北1 天童1
RSウイルス中山1
パラインフルエンザ寒河江2
アデノウイルス山辺1 寒河江1 河北1
エコ―ウイルス山辺2 寒河江6 大江1
コクサッキーウイルスA山辺2
コクサッキーウイルスB山辺3 大江1 山形1

診療予定表
11月21日(水)山辺町3歳児健診13:30〜14:30 山辺町保健福祉センターきらり

休日祝日急患診療
午前9:30まで医院へ電話してください。予約診療です。